第72回カンヌ国際映画祭でのワールドプレミアで喝采を浴びて、アントニオ・バンデラスが主演男優賞に輝いて以来、2019年度の賞レースの一角に鮮やかな足跡を残し続ける注目作。最終コーナーとなったアカデミー賞®でも、国際長編映画賞と主演男優賞の2部門にノミネートされた。スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が70歳という円熟期を迎え、人生の深みに分け入るテーマと、独自の感性による美しい映像で全盛期を想起させ、各国のメディアからも手放しの絶賛を受ける最高級の逸品が、ついに日本にも披露される。
脊椎の痛みから生きがいを見出せなくなった世界的映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は、心身ともに疲れ、引退同然の生活を余儀なくされていた。そんななか、昔の自分をよく回想するようになる。子供時代と母親、その頃移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局。その痛みは今も消えることなく残っていた。そんなとき32年前に撮った作品の上映依頼が届く。思わぬ再会が心を閉ざしていた彼を過去へと翻らせる。そして記憶のたどり着いた先には・・・。
Dolor y Gloria
ペドロ・アルモドバル
ペドロ・アルモドバル
アントニオ・バンデラス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スバラーニャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ、ペネロペ・クロス
配給:キノフィルムズ/木下グループ
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-7-1
みなとみらいミッドスクエア2F(TSUTAYA横浜みなとみらい店2階)
045-264-4572